口元を見られるのが嫌で笑えない・話せなくなった(50代女性)|入れ歯専門の歯科医院|東京池袋の萩原歯科医院

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「もうダメだ」なんてありません

  • 家族友人にも誰にも相談できなかった
  • 毎晩どうしようと悩み続けていました
  • こんな悪い状態でも治るのか心配です

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口元を見られるのが嫌で笑えない・話せなくなった(50代女性)

口元を見られるのが嫌で笑えない・話せなくなった

2つの義歯専門歯科に行ったが、うまく治っていない。口元を見られるのが嫌で、笑えないし、話せない。無口になってしまったという患者さんです。

治療前

治療前

前の医院で製作した義歯を外した状態の口腔内です。義歯の下に、虫歯のまま残された歯根があり、歯肉は腫れて増殖して痛くて噛めない、顎の土手も凹凸があり、義歯が安定しないという状態でした。

治療前

前の医院で作った義歯は、前歯が欠けて歯がないこと(青矢印)が分かるので、マスクを外せないとのことでした。また、向かって右下の歯根がむき出し(赤い円部分)の歯もそのまま放置されていました。

治療後

治療前

治療後の義歯を装着して、唇を広げて義歯を見えるようにした状態です。1本残った歯には、通常の会話では見えないバネがかかっています。

治療前

笑った時の口元の見え方です。歯の根元近くを通したバネはほとんど見えません。また、歯並びについても患者さんと相談しながら、笑った時にきれいに見え、入れ歯と分からない自然な歯並びに決めていきました。

当院を受診されたきっかけは?

今まで、複数の入れ歯専門歯科医院に行きました。1軒目の入れ歯専門の歯科医院で仮の入れ歯を作りましたが、咬むと痛みがありました。義歯の下には、虫歯のままの歯根がそのままの状態で多数残され、歯肉からは出血がありました。

残していた下の前歯も欠けましたが、対応してもらえず、見た目が悪く、笑うことはもちろん、話すことも恥ずかしく、とても悩んでいました。

その後、ホームページでもう1軒の入れ歯専門歯科医院を見つけました。その歯科医院の熱意のあるホームページに惹かれて行きましたが、実際に行ってみると、始終威圧的で説明も少なく、いきなり抜歯と言われたので、別の日にしたいとお願いすると「それなら、今日はおしまい」と、いきなり見捨てられたように言われ、思い切って行ったにもかかわらず、先生の話し方に心が折れてしまいました。

その後見つけた萩原歯科医院のホームページを読んで、一度相談したいと思って、初診相談を予約しました。人と話す介護の仕事であいさつの時はマスクを外すように言われていますが、マスクを外すと、下の前歯がないことが分かってしまって、恥ずかしくて笑えないし、話もできず、無口になってしまいました。

患者さんの希望は?

現状の診断

上下顎に前の歯科医院で作った仮の入れ歯が入っていますが、虫歯でボロボロの歯根を治療せずにそのまま残しています。その歯根の上に乗せるように義歯が作られています。

歯周病の治療は受けたことがないとのことで、歯肉が腫れ、異常に増殖している状態でした。根が歯肉に埋まって見えなくなっているものもあります。義歯も安定せず、がたつきがあり、義歯が動いて当たった歯肉からは簡単に出血しています。

他医院で製作した上顎の仮義歯歯磨きの指導もなかったとのことで、残っている歯や歯根は歯垢(プラーク)が大量に付着し、虫歯も進行してほとんどの歯が残すことができない状態でした。

上顎の義歯には穴があいてしまい、落ちやすい状態です。(図 矢印部位に穴)

下顎の義歯は、バネをかけている歯が虫歯で欠け、他の欠けている歯とともに、前歯がないように見えています。義歯の適合性も悪く、腫れた歯肉の上に安定しない義歯が乗っているような状態でした。

虫歯のまま歯根を残して仮の義歯を作ったことと「残せる歯」か「残せない歯」かの適切な診断をしなかったこと、歯磨きの指導がなかったことで、状況が複雑になったと思われました。

治療の進め方

明らかに残せない上顎7本の虫歯の歯根、下顎6本の虫歯の歯根は抜歯をして義歯治療が必要です。左下2番と左下3番だけは残せる状態でした。抜歯とともに、異常に増殖した歯肉の形態を修正する治療も必要でした。まず、今の義歯の見た目を改善するために、使っていた古い義歯に人工の歯を足す修理を行い、それと同時に今の義歯の安定性を改善する治療が必要でした。

残せないと診断された歯は抜歯を行いましたが、治療中、自然な見た目を確保しながら進めることは、私たちが何より大事にしていることです。前歯が抜けたままにならないように工夫をして治療を進めていきました。

抜歯後の傷が治ってから、もう一度、残した歯が本当に使えるかどうか、再確認を行いました。
左下2番は何とか残すこともできましたが、歯周病で外側に大きく傾いてしまっていたことで、無理に残すと入れ歯の歯をきれいな位置に並べることができません。

患者さんは、今の義歯になって口元が出てしまった見た目も改善したいと希望されていましたが、傾いた左下2番を残したままでは、自然な美しい口元の義歯にすることができないことが明らかになりました。患者さんは口元の見た目の改善を重視して、左下2番の抜歯を希望されました。

治療前後の横顔

義歯の歯並びを修正することで「横顔の見え方も改善された」と喜ばれました。

せっかく、治療を行ってよくなった状態を長く維持していただくことが何より重要です。そのためには、残した歯は、できるだけ長く持たせるようにしなければなりません。

歯周病治療を行い、患者さん自身が正しい歯磨きができるような指導を行い、治療後には定期健診クリーニングに通っていただくことが必要です。

一人として同じ歯並びや同じ歯ブラシの動かし方の人はいないので、歯磨き指導はマンツーマンで徹底して行うことが何より重要です。汚れをきれいに落とせるようになるまで、複数回の歯磨き指導が行われました。その後、3ヵ月に1回の定期健診で義歯の状態、歯周病の状態、義歯の清掃状態を確認しながら、今も治療後と変わりなく快適に義歯を使用されています。

治療後の状態は?

アンケートからの抜粋

入れ歯患者アンケート

子供の頃から夏休みに歯科医に行くのがあたり前の様でした。成人してからも歯が弱く虫歯だらけの有り様で通院していた歯科医から「入れ歯になっちゃうよ」の一言から恐怖心から歯科に行けなくと言うより、行かなくなりました。その結果あたり前の事ですがボロボロです。

娘の結婚が決まり両家顔合わせがあり、笑う事すら出来ない状態に焦り歯科医に行き、入れ歯を作る意志を固めましたが顔合わせや結婚式が終わり、仮入れ歯で行かなくなりました。その後は悲惨でした…近所の歯科医に勇気を出して行きましたが、嫌な顔された上に「どの歯から抜きます?」もう私には絶望しかありませんでした。一生このままだと希望もない時、ネット検索で萩原歯科さんを見つけました。

電話の対応のやさしさに安心感を覚え、カウンセリングの日を迎えました。その時、私の話を真剣に聞いて下さり心から嬉しく、涙が出て仕方なかったのを覚えています。本当に口内が酷く本当に治療が受けられるのかも不安でしたが、計画書を見せて頂き初めて安心と共に感謝の気持ちで胸が熱くなりました。

それからは治療も先生方には御迷惑おかけしたと思いますが、いつも気づかいのお言葉をかけて下さり身体が固くなりがちでしたが安心している事が出来ました。予約も仕事をしているので土曜日スムーズに入れて頂き、スタッフの方もいつも笑顔でこの事も萩原歯科医院を選ばせて頂き、幸せの一つでもあります。

今、私が毎日笑顔で生活出来ているのもお二人の先生、スタッフの方々のおかげ様と心から感謝しております。言葉や文章では言い尽くせない程です。私の人生を幸せに導いて頂いた出会いに一人でも萩原歯科医院を訪れて欲しいと願っております。

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