入れ歯の支えの歯も折れ、顔のしわも気になる(80代 女性)|入れ歯専門の歯科医院|東京池袋の萩原歯科医院

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入れ歯の支えの歯も折れ、顔のしわも気になる(80代 女性)

入れ歯が壊れ歯も折れた。口の周りのしわも気になるのです。

15年前に治療した上の総入れ歯と下の部分入れ歯を使い続けていた患者さんですが、バネをかけている歯は2本とも根元で折れてしまっており、他に残っていた下の前歯5本も、ぐらぐらに動いていました。鼻の下がふくらんでいて、口の周りのしわも多くなったことも気になっていて、その改善も希望されていました。

精密検査の結果、下の前歯は、周りの骨が喪失しており、保存困難な状態で、すべて抜歯をして上下ともに総入れ歯治療をする計画を立てました。

入れ歯の適合も悪く、噛むたびに入れ歯が沈み込んで顎の土手の痛みも訴えていました。

入れ歯は、歯が悪くなるたびに修理をしていたようですが、修理部分が時間の経過とともに黄ばみや黒ずみが生じて、見た目も良くない状態でした。何より、入れ歯の歯の並び方の関係で、鼻の下の部分がふくらんでいて、口の周りのしわも多いという見た目も気にされていらっしゃいました。

治療の進め方 〈1〉見た目を損なわないように抜歯を行う

①高齢で薬も服用中。抜歯を1本ずつ行うストレスの少ない治療を計画

患者さんは80代でもあり、複数の内科の薬も服用しており、全身状態を考慮してストレスのない治療の進め方を検討しました。多くの場合は、抜歯すべき歯を一度に除去して入れ歯治療を行うのですが、このケースは、年齢と体調を考慮した特別な進め方を計画しました。

患者さんも、時間が少しかかっても、体調を考慮しながら慎重に治療を進めることを希望されました。

②まず、抜歯をした所にすぐに人工の歯を足せるような仮の義歯を作製

初診時に使っていた金属の義歯では、歯を抜いた後に人工の歯を足すことが難しいため、まずは、歯を抜いて足せる材料と形態を考慮した仮の義歯(即日回復義歯)を作りました。

歯にかけるバネも抜歯のたびに換えていくために、いろいろな調整が可能なタイプの義歯を作りました。

歯を抜くと、顎の土手の形態が少しずつ変わっていきます。この仮の義歯で、変化した土手の部分の調整もしながら適合性が悪くならないように対応します。

③抜歯を1本ずつ行うと同時に人工の歯を足して治療中の見た目に配慮

この患者さんの場合は、高齢であることと、いくつかの薬を服用していることなど体調面の管理が重要でした。

慎重に、1本の歯を抜いては人工の歯を1本足して義歯を調整する、また歯を1本抜いては人工の歯を1本足して調整する、というように、患者さんの体調を見ながら少しずつ悪い歯を抜いていきました。

歯を抜くたびにバネも作り直しながら、仮の義歯でも、患者さんが快適に過ごすことができるように対応しながら治療を進めました。

5回に分けて抜歯をしながら、仮の義歯を調整し、患者さんの体調も維持しながら2か月かけながら、すべての抜歯を終えました。もちろん、抜歯のたびに人工の歯を足すので、見た目はすべての歯が揃っているような状態で治療は進みました。

抜歯をすべて終えて、仮の義歯の調整を繰り返しながら顎の土手の傷が治ったことを確認してから、見た目も考慮した新しい義歯を作りました。

〈2〉鼻の下のふくらみを無くし、口の周りのしわも減った新しい義歯

仮の即日回復義歯で、抜歯と抜歯後の調整を行った後、前歯の歯並び確認行いながら、機能審美調整義歯を作製します。

古い義歯で不満だった、鼻の下のふくらみの改善と、口の周りのしわの改善を行いました。口元のしわに対しては、かみ合わせの高さも含めて対応をしました。

初診時

 

新しい義歯装着後

抜歯後の顎の土手の状態もよくなっていたこともあり、新しい義歯を装着した後すぐに、ご家族とレストランで軍鶏のローストを皮ごとパリパリと食べられたそうです。

歯並び確認義歯を作って、慎重に対応した前歯の見え方も、ご家族から「(今までは見えなかった)上の前歯が見えて、とても若々しくなって良かったね。」と言ってくれたそうで、患者さんからは機能面も審美面もとても喜んでいただきました。

「人生最後の(歯科)治療になると思い歯科医師を探しました」

治療後の患者さんから寄せられた感想

「人生最後の(歯科)治療になると思い、歯科医師を探していましたところ、インターネットを拝見させて頂き、通院しやすく このあと一生使う義歯が出来ればと思い 当院にお願いすることを決めました。

はじめは、一寸不安もありましたが、治療が始まり先生を色々ご相談しながら治療していただくうちに安心して先生にお任せしようと確信しました。

全部治療が終り 出来上がった義歯を入れた時、口の中でなんの違和感もなくしっかり食事が出来ることの幸を感じました。

先生にめぐり会いほんとうによかったと感謝致しております。

ほんとうに有難うございました。一生大切に使いたいと思います。

これからも末永くよろしくお願いいたします。

医学は常に進歩しています。よりよい治療に専念なさって一人でも多くの悩んでいらっしゃる方を助けて上げて下さい。」

まとめ

この患者さんは、年齢と内科的な薬の服用があったために、抜歯を1本ずつ行うという、特別な方法で治療をすすめました。

前歯の抜歯だったために、抜歯をしたその場で人工の歯を仮の義歯に足し、そのつどバネも付け替えるやり方で、歯が抜けた状態にならないように配慮しました。

機能面だけでなく、審美面も改善でき、患者さんが快適な生活を送られていらっしゃいます。私たちにとって、何よりの喜びです。

 

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