バネをかけた歯を守るためにするべきこと

 「部分入れ歯のバネのかかっている歯がダメになる」への対応策

部分入れ歯を使っている方から、しばしば寄せられる相談が、 「部分入れ歯のバネをかけた歯が次々にダメになってしまって、入れ歯が使えなくなった」ということです。

時には、何個もの入れ歯を次々に作った、作っても作っても、すぐにダメになる、という方もいます。

部分入れ歯には、先に述べた審美的な問題の他に、次のような機能上の悩みと問題点があります。

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バネをかけていたが歯が抜けて、入れ歯が不安定になった一例

部分入れ歯の機能性の問題として、寄せられる例

実際に、部分入れ歯の機能そのものでの悩みをかかえていらっしゃる患者さんは、とても多く来院されます。機能的に優れた部分入れ歯を作ることが、現実にはなかなかできていないことが多いことの表れかもしれません。

部分入れ歯の機能上の問題は、義歯の設計の問題、材料の問題、残っている歯の問題への対応がうまくいっていないことで起こります。 審美的な悩みのページでも述べましたが、いわゆる金属のバネを使わない最近の審美的な義歯にも材料や設計上のいくつもの問題点をはらんでいますし、残された歯をいかに健康に保てるかどうかは、すべての部分入れ歯治療の成功のために最も重要な課題です。

入れ歯を支える歯を、正しく診断できているか

バネであれ、他の装置であれ、入れ歯を支えることに耐えうるかとどうか、正確に診断しないと、残っている歯をダメにしてしまうことになります。

入れ歯の原則を抑えた良好な設計ならば、残っている歯を守ることができますが、良くない形や、良くない設計の入れ歯を使うことで、残っている歯に大きな負担を強いることになります。

そのために、安易に治療を始めるのではなく、最初に精密な検査を行い、噛む力や残っている歯の数、状態、歯周病の有無を含めての診断が必要になります。

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弱い歯に装置をつけると、装置を付けた歯がダメになり、義歯が使えなくなる

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さらに大きな義歯になる。
バネをかける歯の診断を間違えた時や、義歯の設計が良くない時、この繰り返しで、次々に歯を失い、義歯を作り直すことになる
歯が次々にダメになって入れ歯の作り直しが必要になり、 入れ歯がだんだん大きくなる

歯に負担をかけない部分入れ歯の設計

部分入れ歯は、入れ歯を支える歯にかかる力の方向を慎重に設計することが大切です。例えば、バネをかけている歯には、入れ歯で噛んだ時にかなり大きな力がかかりますが、その力の方向や、力の大きさを診断して、慎重に設計しないと、かえって歯を弱めるような害を及ぼすことも生じます。

噛んだ時に痛い、あるいは、顎の粘膜に傷ができて食事がつらい、といった症状が出てくるのも、この対応がうまくできていない場合です。

噛んだ時に、痛くなく使える義歯のために、義歯が沈下しないような設計をすることが十分にできていない事例が、義歯の問題の多くを占めています。

さらに、萩原歯科医院では、部分入れ歯を作る場合に、治療のやり直しを少なくする義歯の形態にすること、そしてまた、もしも問題が生じた時にたとえ残っている歯が失われても、新しく作らずに、一度きちんと作った部分入れ歯を、修理をして継続して使えるような形にすること、など様々なことを考えて、設計・作製をしています。

時には、残っている歯のほとんどに、将来の大きなリスクが想定できる場合は、総義歯になっても、使える形の義歯にすることもあります。

ただし、ご自身の歯を失うことは、部分入れ歯の性能(安定性、咀嚼能力、見た目、はずれにくさ)が、少しずつ低下していく場合もありますので、残っている歯が長期にわたって機能するかどうかの診断と、残っている歯の保全が、まずは何よりも大切な要件です。

残っている歯を守るシステム

部分入れ歯は、残った歯と部分入れ歯の絶妙なコンビネーションで、歯がもっている本来の機能(咀嚼、会話、美しい口もと、素敵な笑顔)を回復するように設計され、高度な技術を持った歯科医師と歯科技工士により作製されたときに、最良の結果を得ることができます。部分入れ歯治療では、残された歯の保全が最も重要な課題です。

治療後の歯が長く機能するためには、ホームケアと、診療室でのプロフェッショナルケアが、車の両輪のように機能することが必要です。

国を挙げて予防や歯周病対策に取り組んでいるスウェーデンでの論文はもちろん、日本の長崎大学での研究論文でも、高齢になっても歯をあまり失わない人は、その場限りの歯科治療ではなく、定期的に歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを受けているグループだとの報告があります。

科学的エビデンスに基づいた歯を守るためのプログラムを萩原歯科院では、20年以上にわたって継続し、長期的に良好な治療結果を残しています。

悩みをしっかりと聴く

来院されたら、まずはどのようなことでも、患者さんご自身が困っていることを教えていいただきます。萩原歯科医院では、そのための時間を十分に確保しています。

他の患者さんの目や耳が気にならない個室という環境で、医療カウンセリングを長年学び、1000人以上の方の悩みを丁寧に聞いてきた歯科医師の副院長・萩原麗子が、今までの経過を含め、十分に時間を取ってお話を伺います。困っていること、治したい部分、ご希望、治療についての不安、などを教えていただくところから萩原歯科医院の治療は始まります。

「こんなことを話しても良いのでしょうか?」
「初めて歯医者さんとこんなに話をしました」

お一人おひとりの悩みが同じであるはずはありません。

萩原歯科医院は、真剣に歯の悩みを何とかしたいという方に応えるための歯科医院です。

入れ歯でも、矯正治療でも、虫歯治療でも、どんな治療でも、患者さんのお話を聞かずして、本当に良い治療を行うことは不可能だと私たちは考えています。

歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士の技術

当院のすべての患者さんの治療の責任を負う院長・萩原 眞は、国立大学法人東京医科歯科大学補綴学教室で入れ歯学(補綴学)を学び、また、開業後も多く学会、研修会に出席し、インプラント学(インプラントロジー)・歯周病学(ペリオドントロジー)・審美歯科(エステティックデンティストリー)・歯科矯正学(オルソドントロジー)・虫歯学(カリオロジー)他に関する最新の知識・技術を学び実践しています。

そしてまた、部分入れ歯(部分義歯)作製にあたる、歯科医師の重要なパートナーとして、重要な役割を占めるのが、歯科技工士です。萩原歯科医院では義歯の制作を、義歯の幅広い知識を備え、精密な技工技術を誇り、しかも、審美的なセンスを兼ね備えた歯科技工士に、最高レベルの歯科技工を依頼しています。患者さんのための高度な要求にも難なく対応してくれる技術力の高い素晴らしい歯科技工士です。

とりわけ、 部分入れ歯(部分義歯)には、さまざまな種類の入れ歯があり、技工の作業も精緻を極めます。残っている歯の数、健康状態、患者さんの入れ歯に対してのご希望によって、インプラントやブリッジ(橋義歯)も検討することもあります。あらゆる治療法の中から、それぞれの患者さんと話し合いながら、治療の方法を決定し、着実に進めていきます。

残っている歯を可能な限り残しながら、快適な部分入れ歯を作り、それを長くお使いいただくことが私たちの願いです。

また、患者さんの歯の健康を守るためには、歯科医師とともに、歯の健康維持と初期虫歯・初期歯周病治療に携わる、優秀な歯科衛生士も欠かせません。萩原歯科医院では歯科医師以外のスタッフは全員が歯科衛生士です。患者さんの歯の健康維持のために、研修を受け、最新の知見と技術を身につけた歯科衛生士が、責任をもって担当し、科学的根拠に基いた方法で『個別口腔管理指導』『歯周病治療』『プロフェッショナルトゥースクリーニング』を行います。

萩原歯科医院では現在約1,000名以上の方が定期的(3か月ごと)に定期健診(メインテナンス・クリーニング)に来院されています。これらを継続することによって健康を維持できることは多くの研究で証明されています。

ご希望の方は、まず初診の予約をお願いいたします。

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